病院からは午前中に連れてきてと言われていたので、寂しい時間が短いようにと11時に行った。
早く連れていって点滴しておいた方がいいのかもわからないが、午前中っていうのだからいいのだ。
別れ際は「うわーえらいなー」なんて平静を装いながら別れた。
本当は病院の前で待機していたいが、病院に迷惑なので帰る。
家の掃除をしまくる。
犬が帰ってきて快適に過ごせるよう準備をする。
時間が流れるのが遅い。
ようやっと、17時半になり病院から電話が入った。
「麻酔から目覚めて、うとうとしています」
とりあえず一安心。
でもすぐにでも、もう一安心、二安心したい。
迎えに行きたい。
しかし迎えの時間はまた追って連絡するとのこと。
もう我慢できなくて出発した。
動物病院の近くをウロウロする。
すぐ近くにいるのに、なのに、なんてもどかしいんだ。
そうこうしているうちに電話がなった。
5秒で迎えに行けますよ!と喉まで出かかったが飲み込んだ。
「20時以降に来てください」
20時!今は18時半。
仕方がない。一旦帰ろう。
猫を連れ病院へ入っていく女性を羨ましく思いながら、一旦帰宅した。
・
20時前、病院前で時計を見つめる。
別に20時ぴったりでなくてもいいのだが、病院側が20時と言うのだ。
何かしら理由があるのだろう。
従う他ない。
ということで19時55分に病院に入った。
5分は誤差の範疇だ、異論は認めない。
・
名前が呼ばれ、診察室に入る。
先生が手術で取った臓器を見せてくれ、専門書を見せながら説明をしてくれる。
何を何でどうしたのか、色々質問した。
なるほど、獣医師というのは本当にすごい。
なんてすごいことを仕事にしているんだ。
「それじゃあ、連れてきますね」
そうだ、やっと我が犬に再会できるのだ。
待ち焦がれた顔が見られるのだ。
早く連れていって点滴しておいた方がいいのかもわからないが、午前中っていうのだからいいのだ。
別れ際は「うわーえらいなー」なんて平静を装いながら別れた。
本当は病院の前で待機していたいが、病院に迷惑なので帰る。
家の掃除をしまくる。
犬が帰ってきて快適に過ごせるよう準備をする。
時間が流れるのが遅い。
ようやっと、17時半になり病院から電話が入った。
「麻酔から目覚めて、うとうとしています」
とりあえず一安心。
でもすぐにでも、もう一安心、二安心したい。
迎えに行きたい。
しかし迎えの時間はまた追って連絡するとのこと。
もう我慢できなくて出発した。
動物病院の近くをウロウロする。
すぐ近くにいるのに、なのに、なんてもどかしいんだ。
そうこうしているうちに電話がなった。
5秒で迎えに行けますよ!と喉まで出かかったが飲み込んだ。
「20時以降に来てください」
20時!今は18時半。
仕方がない。一旦帰ろう。
猫を連れ病院へ入っていく女性を羨ましく思いながら、一旦帰宅した。
・
20時前、病院前で時計を見つめる。
別に20時ぴったりでなくてもいいのだが、病院側が20時と言うのだ。
何かしら理由があるのだろう。
従う他ない。
ということで19時55分に病院に入った。
5分は誤差の範疇だ、異論は認めない。
・
名前が呼ばれ、診察室に入る。
先生が手術で取った臓器を見せてくれ、専門書を見せながら説明をしてくれる。
何を何でどうしたのか、色々質問した。
なるほど、獣医師というのは本当にすごい。
なんてすごいことを仕事にしているんだ。
「それじゃあ、連れてきますね」
そうだ、やっと我が犬に再会できるのだ。
待ち焦がれた顔が見られるのだ。
・
「お母さーーーん!」
「頑張ったね偉かったね!」
………というような場面を想定していた。
しかし実際、目の前に現れた我が子の姿を見て、私は絶句してしまった。
泣き顔の犬。
涙で目がぐしゃぐしゃだった。
次の瞬間には、点滴によるものだろうと理解したはそうなのだが、そうなのだが。
犬は悲しくても泣かない。鳴くのだ。
この子を二度とこんな顔にさせたくない、させない。
そう胸に刻んだ。
・
帰り道、病院から少し離れたら、犬がグルグル走りながら怒りを表現した。
ずっと一緒だって約束しておきながら病院に1日置き去りにしたのだ、怒るのも無理はない。
ごめんごめんと謝りながら、臓器をひとつ、いやふたつ取られた後に走りながら自己表現するなんて、犬って本当にすごい、と思った。
犬はすごい。
・
ポンデランオンのようなエリザベスカラーを借してもらったが、必要なかった。
傷口を舐めないように見守っていればいい。
私がお前のエリザベスカラーだ!
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